画伯の大作をいつまでも…!

こんにちは、ブロ担3号です。

ビュッフェダイニング「原始林」のオープンが
いよいよ今週の金曜日にせまってきました!

私ブロ担3号、昨日出来上がり直前の会場を見に行ったのですが
前回のブログでお見せしたイメージ写真よりも
スタイリッシュで広々とした空間が広がっていました(*´∀`*)

う~ん、早くオープンを迎えて
お客様の反応を見てみたいです…!
新・原始林の写真は後日アップいたしますので、お楽しみに☆

さて、本日は好評営業中のビュッフェダイニング「雪国」の裏話をご紹介します。
こちらが現在の雪国 ↓

当日のお客様が入る直前の様子ですが
モダンで温かみの雰囲気が伝わりますよね。

そしてこちらがリニューアル前の雪国です↓

こう見比べてみると、本当に生まれ変わったんだなぁと
改めて感心してしまいます。

旧・雪国は、バイキング会場として、団体様の会議会場として、
そして時にはダンスホールとして、様々な活躍を見せる多目的ホールだったんです。

その雪国で最も印象的なものが上の写真にも写り込んでいる「壁画」でした。
今回はその壁画にまつわるお話です。

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昭和53年に宿泊棟「南館」が建てられのと同時に
大ホール「雪国」が誕生しました。

奥行30メートルを超える大会場に
当時の社長と親交のあった画伯に壁画を描いてもらおうという話が持ち上がります。
画伯は連日泊まり込みで、新会場の壁に命を吹き込みました。

その画伯の名は、遠藤ミマン(1913-2004)。
現在の安平町(旧・安平村)出身で、1939年に苫小牧美術協会を創立。
国画会や全道展でご活躍されながら後進の指導にも力を入れられていたそうです。

鮮やかで独特な色調と構図が
見るものに強烈な印象を与える作品を数多く残されました。

この雪国の壁画のテーマは「北海道」だったそうです。
偶然にも、それは新会場のテーマと同じもの!
何かしらの「つながり」を感じずにはいられません。

左端よりじっくり見てみると
登別温泉らしさが溢れる吹き出す温泉や赤鬼・青鬼、
それに続いて、跳ね上がる鮭をがっしりとくわえたヒグマ、
大木から獲物を狙うアイヌ人、たっぷりとしたお腹まわりの乳牛…

見れば見るほど、この長い壁画に散りばめられた
遠藤画伯の表現する北海道とその斬新な配置に驚かされるばかりです。

ただ、長い年月に渡り雪国の壁を飾ってきた為
劣化も進んでしまっており、リニューアル工事と同時に
取り壊さなければならないことになったんです。

この貴重な壁画を記念に残す為
プロのカメラマンの方に、複製画が出来る程の精密さで
写真を撮ってもらうことになりました。

撮影は、特設の巨大な足場を組み
カメラマンさんとアシスタントさんによる
4時間超え(!)のプロフェッショナルな仕事ぶり!

また明るさを均一に保つため
会場内を真っ暗に閉めきり、照明機材を持ち込んでの作業です。

私も時々様子を見にいったのですが
壁画の高さに合わせた足場を常に平行に移動させて…と
普段ではなかなかお目にかかれない特殊な現場でした(´Д`;) 

そして仕上がった写真がこちらです↓

巨大な壁画を縮小したので
少し見づらいかもしれませんが
この壁画の壮大さが伝われば嬉しいです。
(画像をクリックすると少し拡大します。)

こちらの作品は
第一滝本館の歴史の一部として大切に保管し
いつの日かご宿泊されるお客様の目に留まるような
展示をしていければ、と考えておりますo(^-^)o

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